毎年8月の初旬に青森で開催されるねぶた祭りには、日本全国から人々が押し寄せます。東北地方、ひいては日本最大規模のお祭りであることから注目度が高く、この時期はホテルも予約で一杯になり、遠方であれば飛行機も早くおさえておかなければいけません。
ねぶたというのは中国から伝わった灯籠が起源となり、この地方に伝わりました。独自の発展を遂げたことで、現在の大きな人形灯籠の形となり、規模も大きくなったといわれています。現在のねぶたはとても大きく、武者や神話に登場する人物を形どったものが多いです。青森県内にはねぶたを制作し、祭り当日まで保管しておくねぶた小屋が作られます。ねぶたのサイズに合わせて小屋を作るため、サイズも大きなものになるのです。
さて、青森のねぶた祭の魅力ですが、なんといっても大型ねぶたの運行でしょう。スケールの大きなねぶたが青森の街を練り歩くため、大迫力のねぶたを間近で見ることができます。光が灯されて闇夜に浮かび上がる大きなねぶたは迫力があり、お祭りに参加する人々を魅了してやみません。ねぶた祭りは1週間近く行われ、前夜祭から大いに盛り上がります。
見どころは、やはりまつりの中盤から終日まで行われるねぶたの夜間運行でしょう。ねぶた囃子やハネトと呼ばれる踊り子などの掛け声に合わせて、ねぶたの運行が行われます。ハネトは旅行者でも自由に参加することができ、衣装は貸出しているので、参加してみるとより祭りを楽しめます。